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はじめに
「働きかたDIY」の tochu_diy です。
これまで正社員として3回転職し、今も派遣で働きながら次の転職先を探しています。その間、ずっと転職エージェントにお世話になってきました。MS-Japan、ヘイズ・ジャパン、マイケル・ペイジ、ビズリーチのスカウト経由で知り合ったエージェントたち……気づけば、かなりの数のエージェントと付き合ってきたことになります。
この記事では、実際に複数のエージェントを使い分けてきた実感をまとめます。先に結論を言うと、エージェントは2〜3社の併用がおすすめで、会社ごとの特色以上に「担当者との相性」が重要というのが今の実感です。
転職エージェントとの付き合いは、まだ派遣だった頃から始まった
私はずっと法務の仕事を志望してきました。最初にMS-Japanに登録したのは、実はまだ正社員になる前、派遣として働いていた頃でした。バックオフィス・法務系に強いエージェントを探していて、検索して見つけたのがきっかけだったと思います(詳しい経緯はあまりよく覚えていません)。
初回の面談は対面で、先方のオフィスに伺う形でした(コロナ前の話です)。これまでの経歴や、どんな業界・職務を希望しているかをヒアリングされたのを覚えています。
その後、ビズリーチ経由でヘッドハンターからスカウトのメールが届いたのをきっかけに面談することになり、マイケル・ペイジも使うようになりました(同じくコロナ前)。MS-Japanだけに頼らず、他の転職エージェントも試してみようと思ったタイミングでした。どちらも日系・外資どちらの案件も扱っていますが、強みには濃淡があって、MS-Japanはバックオフィス・法務向け全般が厚く、マイケル・ペイジは法務×外資系が厚い、という感じで目的別に使い分けていました。
ところが、マイケル・ペイジで当時お世話になっていた法務案件の部署は、その後無くなってしまったとお知らせを受けました。そこで代わりに使うようになったのが、ビズリーチ経由で知り合ったヘイズ・ジャパンです。弁護士ドットコムやその他のエージェントも、同じくビズリーチ経由のスカウトや案件紹介がきっかけで使うようになりました。
転職のたびに、どのエージェントを使ってきたか
3回の正社員転職と、今の転職活動で、実際に使ってきたエージェントを振り返ってみます。
- 1回目の転職: MS-Japanをメインに使用
- 2回目の転職: MS-Japanとマイケル・ペイジをメインに使用。マイケル・ペイジ経由で転職を決定
- 3回目の転職: MS-Japanとマイケル・ペイジをメインに使用。マイケル・ペイジ経由で転職を決定
- 現在の転職活動: MS-Japan・ヘイズ・ジャパンを中心に、弁護士ドットコム、ビズリーチからのスカウトチェックも並行

こうして見ると、毎回同じ組み合わせではなく、そのときどきで使うエージェントが少しずつ変わっているのがわかります。ただ軸はあって、バックオフィス・法務全般が強いMS-Japan、法務×外資が強いマイケル・ペイジ(現在は同じ枠でヘイズ・ジャパンを利用)、という強みの濃淡に応じた使い分けは一貫していました(どちらも日系・外資の両方を扱ってはいるので、あくまで得意分野の傾向としての話です)。
エージェントごとの対応の違い
同じ「転職エージェント」でも、会社によって対応の仕方はかなり違いました。
| 強み | 連絡スタイル | 案件の量・幅 | |
|---|---|---|---|
| MS-Japan | バックオフィス・法務全般 | サイトが充実、自分で検索してHP上からエントリーできる | 多いが幅広い(希望から少し外れたものも含む) |
| ヘイズ・ジャパン | 法務×外資 | 担当者からメールで個別に「興味ありますか?」と連絡が来る | MS-Japanより少なめだが比較的マッチした案件 |
| マイケル・ペイジ | 法務×外資 | 希望をよく聞いたうえで、条件に合った案件だけを紹介 | 外資転職時は英語面接対策も一緒にやってくれた |
(2026年7月時点の実感ベース。担当者によっても対応は変わります。なお、私が利用していたマイケル・ペイジの法務案件担当部署は、その後無くなっており、当時と同じようには利用できません。 現在の取り扱い分野は公式サイトでご確認ください)
ちなみに、MS-Japanとマイケル・ペイジからは特に案件がよく届いていました。おそらく、過去に自分を転職させた実績があるエージェントだから、というのもあると思います。一度成約につながったエージェントは、その後も優先的に声をかけてくれる傾向があるようです。
書類選考や一次面接の通過率は、どのエージェント経由でも通ったり落ちたりさまざまです。ちなみに直近では、MS-Japan経由で一次面接を受けたのですが、結果はすぐに連絡があり、お見送りになってしまいました。いつもうまくいくとは限らないのです。
職務経歴書を徹底的に見直したら、書類の通過率が変わった
転職活動の初期、ビズリーチ経由で知り合った転職エージェント(社名は覚えていません)から案件を紹介されたことがありました。「受けたい」と伝えたところ面談することになり、そこで職務経歴書を徹底的に見直してもらったことがあります。
具体的には、業務内容を並べるだけでなく、「取り組みポイント」という欄を新しく作り、自分が工夫して効率化や成果向上に貢献した内容を書き加えました。冒頭の経歴部分も読みやすく整理し直しました。結果としてページ数は増えましたが、具体的に書けるところは具体的に書くようにしたんです。
それ以降、書類選考が目に見えて通りやすくなりました。 どの会社のエージェントだったかは思い出せないのですが、良い担当者に当たったおかげだと思っています。エージェントは会社の看板より、担当者との相性次第、というのはこのときに実感したことです。
職務経歴書の工夫については、自分なりに試行錯誤してきたこともあるので、また別の記事で詳しく書きたいと思います。

もし転職エージェントを使うなら、MS-Japanのようにバックオフィス・管理部門特化のエージェントに登録して、職務経歴書を一度しっかり見てもらうのもおすすめです。
エージェント選びで一番大事なのは「担当者との相性」
複数のエージェントを使ってきて、一番実感しているのはこれです。エージェントは基本的に、自分の希望に合わないものも含めて幅広に案件を紹介してくる傾向があります。
私の場合、自分の希望条件(軸)をはっきり伝えていなかった頃は、なんでもかんでも応募を勧められていました。あるとき「志望から外れたところの案件紹介は不要です」とはっきり伝えたところ、そのように対応してもらえるようになりました。ただ、これは伝えないと変わらないことが多く、多くの場面では今も広めに案件を勧められる、というのが実感です。
会社の規模や知名度よりも、自分の話をきちんと聞いてくれる担当者に当たるかどうか。ここが一番のポイントだと思っています。
複数のエージェントを併用するときの注意点
いいことばかりではなく、複数社を併用することで困ったこともあります。
小規模・個人のエージェントだと、扱っている案件数が少なく、1回限りの付き合いになることも少なくありません。かといって毎回違うエージェントを通して応募するのも煩雑で、職務経歴書をいろいろなエージェントに渡すことにもなります。
以前、A社経由で応募した企業を、時間が経ってからB社経由で改めて応募しようとしたら、「A社経由でないとダメです」と言われ、結局A社から申し込み直したこともありました。転職エージェント業界には「最初に応募を担当したエージェントが最後まで担当する」という慣習があり、同じ企業に複数のエージェント経由で重複応募すると、この一件のように整理を求められることがあるようです(2026年7月時点、複数の転職関連サイトの記載を確認)。案件ベースで考えると「良い案件なら受けたい」ので、結果的にエージェントの数が増えていってしまう……というのは、正直ジレンマだなと感じています。
エージェントを使って一番助かったこと
エージェントを使っていて一番助かったのは、年収交渉をしてもらえたことです。自分では言い出しにくい条件面の交渉を代わりにしてもらい、結果的に希望以上の条件で決まったことがありました。
一方で、ビズリーチでは企業から直接スカウトが来ることもあり、カジュアル面談や応募につながったこともあります。エージェントを通さなくても話自体は進みそうですが、年収や条件面の交渉を自分だけでやるのは、それはそれで大変かもしれない、というのが今の実感です。ビズリーチでのスカウト体験については、また別の記事で詳しく書きたいと思います。
エージェント経由で決まった転職先が、パワハラの会社だったこと
3回目の転職——マイケル・ペイジ経由で決めた転職先が、のちに退職代行を使って辞めることとなった、そう、あの会社です💦
これは、エージェントのせいだとは思っていません。入ってみないと、パワハラがあるかどうかなんて分からないものだからです。ただ、エージェント経由で決まった転職先であっても、入社後のミスマッチを完全に防げるわけではない、というのは事実として書いておきたいと思います。エージェントは「良い出会い」を増やしてくれるものであって、その後の環境まで保証してくれるものではない、ということです。
結局、何社くらい併用するのがいいか
ここまでの実感をまとめると、2〜3社の併用がおすすめです。
1社だけだと紹介される案件の幅が狭くなりますし、逆に4社も5社も並行すると、職務経歴書を渡す手間や、どのエージェント経由で応募したか分からなくなる煩雑さの方が大きくなってきます。2〜3社であれば、案件の幅を確保しつつ、それぞれの担当者ときちんと関係を築ける、ちょうどいいバランスだと感じています。
まとめ
転職エージェントは、登録さえすればうまくいく、というものではありません。会社の規模や知名度以上に、自分の希望をきちんと伝え、相性のいい担当者と出会えるかどうかが大きく結果を左右します。
派遣と正社員のあいだで迷っている方は、こちらの記事も参考にしてみてください。私自身の退職代行を使った体験談もあわせてどうぞ。
この記事が、転職エージェントとの付き合い方に迷っているどなたかの参考になれば嬉しいです🌱

