「絶対」なんてなかった|派遣と正社員、退職代行も経験してわかったこと

働きかたを考える

はじめに

「働きかたDIY」の tochu_diy です。

これまで、派遣・正社員、そして退職代行を使っての退職も経験してきました。今回は、その全部をひとつなぎにして振り返ってみようと思います。

先に結論から。「絶対にこうあるべき」という思い込みが、実は一番危ない

いろいろな雇用形態を行ったり来たりしてきて、今、一番強く思っていることがあります。

「絶対に正社員じゃないとだめ」「一度正社員になったら辞めちゃだめ」——こういう思い込みは、実は危ないということです。

責任感を持って働くことは大事です。でも、よく考えてみると、会社の仕事より自分の健康のほうが大事、というのは、誰にでも当てはまることだと思います。自分の心と体が一番大事だと思うなら、すぐに辞めていい。その判断ができるうちに辞めるのが正解だと、今は思っています。心身が健康であれば、なんとかなります。失業給付もあるし、職業訓練もあります。一人で抱え込まなくていい制度は、ちゃんとあります。

ここから、私自身が実際にどうやって雇用形態を切り替えてきたか、順を追って書いていきます。

社会人のスタートは、派遣から

学生時代、ある資格試験の勉強に打ち込んでいましたが、結果は不合格でした。いわゆる就職活動をしないまま社会人になり、最初に働き始めたのは派遣でした。当時はテンプスタッフ・リクルートスタッフィング・スタッフサービスを併用していて、そこからテンプスタッフに利用を絞っていきました。派遣会社ごとの違いは、以前派遣会社4社を本音で比較という記事に詳しく書いています。

派遣か正社員か、という選び方については派遣と正社員、実は特別な二択じゃなかったという記事、派遣で働く中で感じた場面については派遣あるある|複数社で働いてわかった、知っておくと安心することという記事も書いているので、気になる方はあわせてどうぞ。

ある派遣先で、声をかけていただいて正社員になる

いくつかの派遣先を経験しながらテンプスタッフに利用を絞っていき、あるとき、ひとつの派遣先で1年ほど働いたタイミングで、契約更新の時期を迎えました。「そろそろ正社員を探すので、更新はしません」と自分から伝えたところ、その派遣先の会社から声をかけていただき、入社試験を受けることになりました。すでに1年間働いていた実績があったので、面接などの選考は簡易的なものでした。

大手で、すでに慣れた環境だったので「ちょうどいい」と思って入社を決めました。一番の決め手は、正社員になれば業務の幅が広がり、キャリアアップにつながると思ったことです。まだ具体的な転職活動を始める前のタイミングだったことも、後押しになりました。

実際に正社員になってみると、有料セミナーに行ったり、工場見学などの出張に行けるようになったりと、業務の幅がまた広がりました。目標設定という制度があり、初めてボーナスをもらったのも、派遣時代にはなかった変化でした。

正社員として3回転職。それぞれの理由

正社員になってからは、転職を3回しています。転勤への対応が難しかったり、業務の幅を広げたかったり、もっと英語を使いたかったり——理由はそのときどきで違いましたが、いずれも自分の意思で動いた転職でした

この間、エージェントをどう使い分けてきたかについては、転職エージェントは何社使うべき?という記事に書きました。

パワハラで、退職代行を使って辞める

3回目の転職で入った会社で、パワハラに遭い、退職代行を使って辞めることになりました。せっかく正社員として働き続けてきたのに、あのときはそんなことを考えている余裕はまったくなく、とにかくパワハラから逃れることだけを考えていました。この先どうなるのかという不安もありましたが、それどころではない状態でした。

この経緯は別記事に詳しく書いているので、よければこちらもどうぞ。退職代行は逃げじゃなく戦略だった

「リハビリ」として、派遣に戻る

退職代行のあと、離職期間は約1年ありました。まずは休養が必要でした。そのあと、失業給付をいただきながら、新しいことに挑戦しようと職業訓練校に通いました。職業訓練校に通っている間は失業給付をいただけるので、最大限に受給することができました。

ところが、職業訓練が終わる1ヶ月前ごろに、足を怪我してしまいました。本格的な正社員転職活動をするのが難しい状態になった一方で、収入は必要だったため、派遣で働くことにしました

1年のブランクがあったので、「まず派遣で働きながら慣れてきたら、そこから転職活動をすればいい」という考え方でした。求人選びの条件は、残業なし・リモートOK・業務内容は正社員時代と似たような業務、の3つ。実は以前の派遣登録が切れていたので、登録し直すところからのスタートでしたが、登録→応募→すぐに顔合わせ→派遣開始と、スピーディに進みました。正社員として数年働いたあとの派遣復帰だったので、実務経験は十分にあり、採用されやすかったように感じます

今、また転職活動中。選び方はこう変わった

今は、派遣として働きながら、正社員を目指して転職活動をしています。一番の目的は、年収を上げることです

以前は英語を使いたいという希望が強かったのですが、今回は必須条件からは外しました。代わりに、リモート・フレックスを重視するようになりました。働きやすさを知ってしまったので、原則出社の求人はもう難しいと感じています。このあたりの「ワークスタイルを軸にした考え方」については、リモートワーク最優先ならという記事に書きました。

残業は多少あってもいいけれど、あまりに多そうな求人だと「パワハラもあるかも」と勘ぐってしまう自分もいます。ただ、実際にパワハラがあるかどうかは、入ってみないとわかりません。そこは、過度に恐れすぎずに割り切るようにしています。

エージェントとの付き合い方については、転職エージェントは何社使うべき?ビズリーチの使い方も、よければ参考にしてみてください。

まとめ:心身が健康であれば、なんとかなる

派遣→正社員→退職代行→派遣、と雇用形態を行ったり来たりしてきました。

振り返って思うのは、「絶対に正社員じゃないとだめ」「一度正社員になったら辞めちゃだめ」という思い込みは、実は危ないということです。

責任感を持って働くことは大事です。でも、よく考えてみると、会社の仕事より自分の健康のほうが大事、というのは、誰にでも当てはまることだと思います。自分の心と体が一番大事だと思うなら、すぐに辞めていい。その判断ができるうちに辞めるのが正解だと、今は思っています。心身が健康であれば、なんとかなります。失業給付もあるし、職業訓練もあります。そして、この記事で書いてきた通り、正社員という形にこだわらなければ、派遣という働き方も選べます。いきなり正社員としての再就職を目指さなくても、まずは派遣で慣らしていく、という選択肢もあるのです。

雇用形態は、一度選んだら固定されるものではなく、その時々の自分に合わせて選び直していいものだと思っています。この記事が、誰かの「働き方の選択肢」を少しでも増やすきっかけになれば嬉しいです🌱

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